予備校

意外と見落としがち?医学部受験に必須の教科外スキルの鍛え方

皆さん、こんにちは。

医学部受験ライターの北村陽子です。

長年、医学部受験の現場を見続けてきた私が、今日は「教科外スキル」の重要性についてお話ししたいと思います。

医学部受験というと、どうしても「学力」に目が行きがちですよね。

しかし、本当にそれだけで十分なのでしょうか?

実は、医学部合格を勝ち取るためには、教科の学力だけではない、いわゆる「教科外スキル」が非常に重要なのです。

この記事を読み終えた後、皆さんは教科外スキルがなぜ必要なのか、そしてどのように鍛えればよいのか、具体的なヒントを得られるでしょう。

さらに、学習意欲を高め、医学部合格へ向けた確かな一歩を踏み出せるはずです。

さあ、一緒に医学部受験の新たな扉を開いてみませんか?

教科外スキルとは

学力だけでは合格できない理由

「医学部受験は、とにかく偏差値を上げればいい」

そんなふうに思っていませんか?

確かに、高い学力は必須です。

しかし、近年の医学部入試では、学力試験に加えて、面接・小論文・グループ討論などが課されることが多くなっています。

では、なぜ「総合力」が試されるのでしょうか?

それは、医師という仕事が、単に知識を詰め込むだけでは務まらないからです。

患者さんやそのご家族と向き合い、的確な判断を下し、チームで協力して治療を進める。

そのためには、知識だけでなく、人間性やコミュニケーション能力、問題解決能力など、幅広いスキルが求められるのです。

「教科外スキル」がもたらす学習効率の向上

「教科外スキルなんて、受験勉強の邪魔になるだけじゃないの?」

そんな声が聞こえてきそうですね。

しかし、それは大きな誤解です。

実は、教科外スキルを磨くことは、学習効率を高める上でも非常に効果的なのです。

  • タイムマネジメント能力を高めれば、学習計画を効率的に実行できます。
  • 情報収集力・分析力を磨けば、膨大な受験情報の中から、自分に必要な情報を素早く見つけ出し、活用することができます。
  • コミュニケーション能力を高めれば、先生や仲間に質問したり、議論したりすることで、学習内容をより深く理解することができます。
  • メンタルマネジメント能力を高めれば、長丁場の受験勉強で生じるストレスや不安をうまくコントロールし、常に前向きな姿勢で学習に取り組むことができます。

このように、教科外スキルは、学習意欲や集中力を高め、チーム学習や情報収集力を強化するなど、学習効率を飛躍的に向上させる力を持っているのです。

例えば、効率的な時間管理は学習計画の実現に繋がり、良好なコミュニケーションは深い理解と疑問の解消を促します。

そして、これらが相乗効果を生み、学習全体の質を向上させるのです。

スキル1:タイムマネジメント

スケジュール管理が合否を分ける

医学部受験は、まさに時間との戦いです。

膨大な学習範囲を限られた時間の中で効率的に学習しなければなりません。

試験直前になって「時間が足りない!」と焦らないためには、しっかりとしたスケジュール管理が不可欠です。

では、どのようにスケジュールを立てればよいのでしょうか?

ここで重要なのが、長期的な視野を持つことです。

  • まずは、試験日から逆算して、大まかな学習計画を立てましょう。
  • 次に、月ごと、週ごとの目標を設定し、具体的な学習内容を決めます。
  • 最後に、1日ごとのスケジュールを立て、実行します。

この際、詰め込みすぎは禁物です。

適度な休憩やリフレッシュの時間を確保し、無理なく学習を続けられるようにしましょう。

スケジュール管理は、長期的な学習ペースを維持する上で非常に重要です。

計画的に学習を進めることで、試験直前に焦ることなく、着実に実力を伸ばすことができるのです。

日常生活の中で身につける方法

タイムマネジメント能力は、一朝一夕に身につくものではありません。

日常生活の中で、少しずつ意識して行動することが大切です。

まずは、自分の生活リズムを把握することから始めましょう。

  • 起床時間、就寝時間、食事時間などを記録し、自分の生活パターンを「見える化」します。
  • 次に、学習時間、趣味の時間、休息時間などをバランスよく配置した、理想的な時間割を作ってみましょう。

最初から完璧にこなす必要はありません。

少しずつ、理想の時間割に近づけていくことが大切です。

また、成功例や失敗例から学ぶことも重要です。

例えば、以下のような表で、スケジュール管理のポイントを整理してみましょう。

項目成功例失敗例学び
計画の立て方長期・中期・短期目標を設定し、定期的に見直す目標が曖昧で、場当たり的な学習になってしまう明確な目標設定と定期的な見直しが重要
実行方法毎日決まった時間に学習を始める気分にムラがあり、学習時間が安定しない決まった時間に学習を始めることで、習慣化しやすくなる
休憩の取り方1時間ごとに10分程度の休憩を挟む休憩を取らずに長時間学習し、集中力が続かない適度な休憩を取ることで、集中力を維持できる
見直し週末に1週間の学習状況を振り返り、改善する計画の見直しをせず、非効率な学習を続けてしまう定期的に学習状況を振り返り、計画を修正することで、効率が上がる

このような表を活用することで、自分のスケジュール管理の強みや弱みを客観的に把握することができます。

そして、自分の生活リズムや学習スタイルに合った、効果的なタイムマネジメント方法を見つけることができるでしょう。

スキル2:情報収集力と分析力

過去問分析の精度を高める

医学部受験において、過去問分析は非常に重要です。

過去問を分析することで、出題傾向や難易度、時間配分などを把握し、効果的な学習計画を立てることができます。

しかし、ただ闇雲に過去問を解くだけでは、十分な効果は得られません。

過去問分析の精度を高めるためには、いくつかのコツがあります。

  • まずは、志望校の過去問を数年分集め、出題傾向の変化を捉えましょう。
  • 次に、分野別、問題形式別に問題を分類し、頻出分野や苦手分野を把握します。
  • 最後に、解答時間や正答率などを記録し、自分の弱点を分析します。

過去問分析は、志望校別のデータ収集と対策を練る上でも非常に役立ちます。

例えば、以下のような表で、志望校の出題傾向をまとめてみましょう。

大学名頻出分野出題形式の特徴対策
A大学微分積分、確率統計計算問題が多く、スピードと正確性が求められる計算練習を徹底し、時間内に正確に解く訓練をする
B大学有機化学、細胞生物知識問題が多く、幅広い知識が要求される教科書や参考書を隅々まで読み込み、知識を網羅する
C大学英語長文読解専門用語が多く、医療系の語彙力が必要とされる医療系の単語帳を活用し、専門用語に慣れる

このような表を作成することで、志望校の出題傾向を視覚的に把握し、効果的な対策を立てることができます。

信頼できる情報源の選び方

医学部受験に関する情報は、インターネットや書籍など、様々な媒体で入手することができます。

しかし、その中には、信憑性の低い情報や古い情報も含まれています。

信頼できる情報源を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

  • 情報の発信元はどこか?
  • 情報はいつ更新されたものか?
  • 情報の根拠は明確か?

予備校や塾、オンラインメディアなど、様々な情報源がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

  • 予備校や塾:
    • メリット:最新の受験情報や、専門家による指導を受けられる。
    • デメリット:費用がかかる、通学に時間がかかる。
  • オンラインメディア:
    • メリット:無料で利用できる、場所を選ばずに情報収集できる。
    • デメリット:情報の信憑性を見極める必要がある。

また、合格者インタビューや在学生の声は、貴重な情報源です。

実際に医学部受験を経験した人の生の声を聞くことで、モチベーションを高めたり、学習方法の参考にしたりすることができます。

ただし、個人の体験談はあくまでも参考程度にとどめ、鵜呑みにしないように注意しましょう。

以下に、信頼できる情報源の選び方と活用方法を、表で分かりやすく整理します。

情報源メリットデメリット活用方法
予備校・塾最新情報、専門家による指導、個別の学習プラン費用、通学時間最新情報の入手、学習計画の相談、苦手分野の克服
オンラインメディア無料、場所を選ばない、多様な情報情報の信憑性、情報の取捨選択が必要幅広い情報の収集、受験情報の比較、最新ニュースのチェック
合格者インタビューリアルな体験談、モチベーション向上、学習方法の参考個人の体験談、鵜呑みにしないモチベーション維持、学習方法の参考、志望校選びの参考
在学生の声大学生活の実態、授業内容、雰囲気個人の意見、大学全体の評価ではない大学生活のイメージ、志望校選びの参考、学習意欲の向上

これらの情報源をうまく組み合わせ、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。

スキル3:コミュニケーション力

面接・小論文に活かす「伝える力」

近年の医学部入試では、学力試験だけでなく、面接や小論文が課されることが多くなっています。

面接や小論文では、自分の考えを論理的にまとめ、相手に分かりやすく伝える力が求められます。

では、どのようにすれば「伝える力」を磨くことができるのでしょうか?

  • まずは、自分の考えを整理する習慣をつけましょう。
  • 日頃から、ニュースや本などを読んだ際に、自分の意見や感想を文章にまとめる練習をすると良いでしょう。
  • 次に、論理的な文章構成を意識しましょう。
  • 結論、理由、具体例、結論というように、分かりやすい構成で文章を組み立てる練習をしましょう。
  • 最後に、相手に伝わりやすい表現を心がけましょう。
  • 専門用語を使いすぎたり、抽象的な表現ばかりになったりしないように注意しましょう。

面接では、限られた時間の中で、自分の考えや熱意を面接官に伝えなければなりません。

そのためには、短時間で印象に残るプレゼンテーション術を身につけることも重要です。

  • 明るい表情、はきはきとした話し方、アイコンタクトなどを意識しましょう。
  • 結論から先に話し、簡潔に要点を伝えるように心がけましょう。
  • 面接官の質問には、誠実に、丁寧に答えるようにしましょう。

受験仲間や指導者との連携

医学部受験は、孤独な戦いのように思われがちですが、実は、仲間や指導者との連携が非常に重要です。

学習グループを作って、お互いに問題を出し合ったり、分からないところを教え合ったりすることで、学習効率を高めることができます。

また、学習グループで模擬面接を行うことも効果的です。

お互いにフィードバックをすることで、自分の強みや弱みを客観的に把握することができます。

保護者や先生との情報交換も、医学部受験を成功させる上で重要なポイントです。

  • 定期的に学習状況を報告し、アドバイスをもらうようにしましょう。
  • 志望校選びや学習計画について相談し、一緒に考えることも大切です。

受験仲間や指導者との連携は、以下のように整理できます。

  1. 学習グループの結成:
    • メンバーと定期的に集まり、学習の進捗を共有します。
    • 互いの得意分野を活かし、教え合うことで理解を深めます。
  2. 模擬面接の実施:
    • グループ内で面接官役と受験生役に分かれ、実践的な練習を行います。
    • 面接後は、表現方法や内容について具体的なフィードバックを交換します。
  3. 保護者・教師とのコミュニケーション:
    • 定期的に学習の進捗や悩みを報告し、精神的なサポートを受けます。
    • 進路相談や学習計画についてアドバイスをもらい、受験戦略を練り直します。

これらの活動を通じて、受験生は相互に高め合い、精神的にも支え合うことができます。

コミュニケーション能力は、医学部合格後も、医師として働く上で非常に重要なスキルです。

受験勉強を通して、コミュニケーション能力を磨くことは、将来の自分への投資にもなるのです。

スキル4:メンタルマネジメント

ストレス耐性を高める基礎

医学部受験は、長期間にわたる厳しい戦いです。

そのため、受験生の多くは、精神的なストレスや不安を抱えています。

しかし、過度なストレスは、学習効率を低下させ、体調を崩す原因にもなります。

では、どのようにすればストレスをうまくコントロールし、メンタルを安定させることができるのでしょうか?

まずは、ストレスの原因を特定し、それに対処する方法を見つけることが大切です。

  • 例えば、学習の遅れがストレスの原因であれば、学習計画を見直したり、先生に相談したりすることで、解決できるかもしれません。
  • 人間関係がストレスの原因であれば、信頼できる人に相談したり、距離を置いたりすることで、対処できるかもしれません。

また、「医学部を志す」という強い動機を再確認することも、モチベーションを維持する上で非常に効果的です。

  • なぜ自分は医学部を目指すのか?
  • 将来、どのような医師になりたいのか?

これらの問いに、改めて向き合ってみましょう。

自分の目標や夢を明確にすることで、目の前の困難を乗り越えるための原動力となるはずです。

北村ライター流・ストレスケアの実践例

私も、受験指導の現場で、多くの受験生のストレスケアに関わってきました。

その中で、効果的だと感じた方法をいくつかご紹介します。

  • 適度な運動:
    • 軽いジョギングやストレッチなどは、気分転換に最適です。
  • 趣味の時間:
    • 好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、趣味の時間を楽しむことも大切です。
  • 十分な睡眠:
    • 睡眠不足は、集中力や判断力を低下させます。
    • 毎日、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

また、目標設定と自己肯定感を高めることも、メンタルマネジメントにおいて重要です。

  • 小さな目標を立て、それを達成するたびに自分を褒めるようにしましょう。
  • 成功体験を積み重ねることで、自信を持つことができ、前向きな気持ちで学習に取り組むことができるでしょう。

以下に、受験指導現場で見つけた効果的なリフレッシュ法と、目標設定、自己肯定感の高め方を表でまとめます。

項目具体的な方法効果
リフレッシュ法軽い運動(ジョギング、ストレッチ)、趣味の時間、十分な睡眠気分転換、ストレス解消、集中力・判断力の維持
目標設定短期・中期・長期目標を設定、小さな目標を立てる学習の方向性が明確になる、達成感を得られる、モチベーションの維持
自己肯定感の高め方達成したことを記録する、自分を褒める、成功体験を積み重ねる自信がつく、前向きな姿勢で学習に取り組める、ストレス耐性が高まる

これらの方法は、私自身も実践し、効果を実感しているものです。

ぜひ、皆さんも自分に合った方法を見つけて、ストレスをうまくコントロールし、メンタルを安定させてください。

教科外スキルを鍛える実践ステップ

まずは自己分析から始める

教科外スキルを鍛えるためには、まず自分の現状を把握することが大切です。

現在の学習スタイルや生活習慣を振り返り、自分の強みと弱みを分析してみましょう。

  • 例えば、時間管理が苦手であれば、1日のスケジュールを記録し、無駄な時間がないかチェックしてみましょう。
  • 情報収集が苦手であれば、普段どのような情報源を利用しているか、どのように情報を取捨選択しているか、振り返ってみましょう。

自己分析を行う際には、客観的な視点を持つことが重要です。

自分のことをよく知る友人や家族に、自分の強みや弱みについて聞いてみるのも良いでしょう。

自己分析の結果をもとに、短期・中期・長期の目標を設定します。

  • 短期目標:1週間や1ヶ月など、比較的短い期間で達成できる目標
  • 中期目標:半年や1年など、ある程度長い期間で達成できる目標
  • 長期目標:医学部合格など、最終的な目標

目標を設定する際には、具体的かつ実現可能なものにすることが大切です。

例えば、「毎日1時間、英語の長文問題に取り組む」「半年で数学の偏差値を5上げる」「医学部合格」など、具体的な数値や期限を設定すると良いでしょう。

学習塾・予備校との上手な連携

自己分析の結果、自分一人では解決できない課題が見つかった場合は、学習塾や予備校の力を借りることも検討しましょう。

特に、医学部受験に特化した塾や予備校では、専門的な知識やノウハウを持った講師が、個別に指導を行ってくれます。

例えば、全国に校舎を展開し、長年の医学部受験指導で高い実績を誇る富士学院のような予備校では、少人数制の授業や個別指導を通じて、生徒一人ひとりの学力向上をサポートしています。

また、専用の寮や食堂も完備されているため、学習に集中できる環境が整っています。

しかし、塾や予備校に通えば、必ず成績が上がるというわけではありません。

塾や予備校を効果的に活用するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 自分の学習スタイルや目標に合った塾や予備校を選ぶ。
  • 授業を受けるだけでなく、積極的に質問をしたり、課題に取り組んだりする。
  • 塾や予備校の講師と定期的に面談を行い、学習状況や進捗を確認する。

特に、医学部受験専門スタッフとのコミュニケーションは重要です。

  • 自分の弱点や課題を率直に伝え、具体的なアドバイスをもらいましょう。
  • 学習計画や志望校選びについても、積極的に相談しましょう。

塾や予備校は、あくまでも自分の学習をサポートしてくれる存在です。

塾や予備校を上手に活用し、自分の学習をより効果的なものにしましょう。

以下に、学習塾・予備校との上手な連携方法を、分かりやすく整理します。

  1. 個別指導の活用:
    • 自分の弱点や課題を明確に伝え、それに基づいた指導を受けます。
    • 例えば、数学の特定の分野が苦手な場合、その分野に特化した指導を依頼します。
  2. 医学部受験専門スタッフとのコミュニケーション:
    • 定期的に面談を行い、学習の進捗や悩みを相談します。
    • 志望校選びや学習計画について、専門的なアドバイスを受けます。
  3. 塾・予備校の活用方法:
    • 自分の学習スタイルや目標に合った塾・予備校を選びます。
    • 授業だけでなく、自習室や質問対応などのサービスも積極的に利用します。

これらの連携を通じて、受験生は自分の学習をより効果的に進めることができます。

塾や予備校は、受験生の学習をサポートする強力なパートナーとなるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

医学部受験において、教科外スキルは、学力と同じくらい重要なものです。

タイムマネジメント能力、情報収集力・分析力、コミュニケーション能力、メンタルマネジメント能力。

これらのスキルは、医学部合格を勝ち取るためだけでなく、合格後の大学生活、そして医師としての将来にも必ず役立ちます。

私、北村陽子からの最後のアドバイスは、「受験勉強を通じて総合力を身につけよう」ということです。

医学部受験は、単なる試験勉強ではありません。

自分自身を成長させ、人間力を高めるための貴重な機会です。

ぜひ、この機会を最大限に活用し、自分を磨いてください。

さあ、今日からできる小さな習慣の見直しから始めてみましょう。

  • 早寝早起きを心がける。
  • 毎日、ニュースをチェックする。
  • 自分の意見を文章にまとめる練習をする。

これらの小さな積み重ねが、やがて大きな力となり、あなたを医学部合格へと導いてくれるはずです。

皆さんの医学部受験が、実り多きものとなることを心から願っています。

【富士学院に学ぶ】医学部を受験するなら知っておきたいこと

この記事は以下のような人におすすめです

・医学部受験に合格したい
・医学部の学費ってどれぐらい?
・医学部受験の際の試験内容について知りたい

自分の意志で医学部を受験したいと思っている人もいれば、親が医学部の受験を勧める人もいるでしょう。
医師を目指すのは簡単なことではないので、もし目標としてるのであればあらかじめ知っておいたほうがいいこともたくさんあります。
医学科は2021年度現在は全国の国公立大50,準大学1、私立大31の合計82大学に設置されています。
全体で見ると志願者は以前より減っていますが、それでも志望者は決して少なくありません。
2021年の入学試験の倍率は私立大学では13.4倍で国公立大学で3.9倍になっており、その他の学科に比べてかなり高い競争率です。

【参考】富士学院のオンライン個別指導とは

医学部は学費が他学科に比べて断トツに高い

医学部は誰もが知っているとおり学費が他学科に比べて断トツに高いため、住んでいるのと違う地方でもいいから国公立大を目指す人もたくさんいます。
その場合はまず1次試験である共通テストを受け、ある程度の点数をとらないと第一段階選抜で足きりに遭うことに。
大学によって差はありますが、共通テストで8割以上の得点は必要なので全教科まんべんなく勉強しておきましょう。
共通テストでは英語(筆記とリスニング)と数1A数2Bと理科(化学・物理・生物から2つ)、社会(倫理政治や地理B・日本史B・世界史Bから選択)を受験します。
理系だからといって国語や社会ができないと、足きりで涙をのむことになるかもしれません。
国公立の2次試験でも私立大の試験も、かなりの高偏差値になるので理系科目も高得点が必要です。
国公立大学(二次試験)や私立大の医学部入試は、一般的には英語、数学(1A2B3)と理科は物理・化学・生物から2科目を選んで受験します。
東京大学は二次試験でも国語や英語リスニングもあり、二次試験で理科や英語が入っていない国公立大学もあります。

自分の得意分野で勝負できる学校を選ぶのも一案

私立大の中には理科1科目選択だったり数3が試験範囲外というところもあるので、自分の得意分野で勝負できる学校を選ぶのも一案です。
最近は一般入試より推薦やAO試験で入学する学生が増えていますが、医学系に関しては一般選抜での募集が8割前後を占めているので、地道に勉強して試験に臨むのが基本です。
さらに医学科入試の特徴の1つとしては、面接試験や小論文が挙げられるでしょう。
それ以外の学科ではAOや推薦入試以外で面接や小論文を課すところは少ないはずですが、医学系だけは面接が重視される傾向があります。
医療は人と関わり命を預かる仕事なので、人間性を重んじるために面接を重要視しているのです。
医学系の学部学科は偏差値が高いことは知られていますが、いくら勉強ができてもコミュニケーションが苦手だったり面接でも受け答えがうまくできないと合格できないこともあります。
面接は受験生一人に対して面接官数人で行われることが多く、30分程度の質疑応答があります。
医師を目指している理由やこの大学を選んだ理由、中高時代の部活やニュース、最近読んだ本など一般的な質問が多いものです。
現役生なら併願校を聞かれたり浪人生であれば前年の入試結果などを聞かれることがあるので、心構えをしておきましょう。
面接では必要以上に緊張することはありませんが、志望校の学校案内などをよく読んでアドミッション・ポリシーを理解したうえで、医師になりたい理由やどんな医者を目指すのかを考えておくとスムーズです。

小論文対策も必須

理系学部とはいえ小論文を書かねばいけないのも医学科特有の試験で、小論文対策も必須です。
テーマや出題傾向は学校によって異なりますが、試験時間は1時間から1時間半くらいで、論文の文字数は600文字から800文字程度が多いようです。
課題として掲出された書籍やニュースなどの文章を読んで意見を述べる形式もあれば、学校が用意したテーマに沿って論文を書く場合もあります。
学力試験の勉強は追い込みや過去問対策で最後に力を伸ばせる可能性がありますが、小論文は一朝一夕では書けません。
テーマや課題から発想を膨らませ、構成を考えて書くという一連の作業を時間内に終えるには慣れも大切です。
ふだんから新聞などで医療系の記事をピックアップして読み込んで自分なりの意見をまとめたり、制限時間を決めて時間内に書ききる練習をしておきましょう。
そして書き上げた小論文や医学部受験専門塾の先生などに添削してもらい、スキルを磨いておいてください。
先ほど書いた通り医学科は偏差値が高く、国公立では東京大学や京都大学がトップで私立では慶応義塾大学がトップの偏差値です。
でもいちばんランクが下の大学でも偏差値60以上なので、かなり勉強して臨まないと太刀打ちできません。

まとめ

さらに入学金や授業料も高額ですが、国公立大では入学金が約30万円と授業料が約54万円(千葉大学など一部大学は64万円台)で済みます。
私立では初年度納付金だけでも1000万円を超えたり、6年間の総額が4500万円超になる学校もあります。
勉強だけでなく面接と論文対策をしたうえで、これだけの学費を払い続ける覚悟をして試験に臨んでください。

医学部の予備校、富士学院について

1.富士学院の学習環境

富士学院は医学部受験を中心とした予備校です。

学び方の種類として、個人指導、期間限定特別講習、富士ゼミという三つのコースがあります。

まず、個人指導はその名の通り、マンツーマン授業です。

1人1人の志望校を選ぶ段階から始まり、志望校が決まったらそこの出題傾向を把握して実際の授業を行っていきます。

集団授業とは異なり、分からないところは先生にすぐに聞くことができて、個人のペースに合わせた授業をしてもらえます。

次に学校の夏休みや冬休みなどの長期休みに合わせて集中的に学ぶことができる期間限定特別講習です。

このコースは入試直前集中指導というものがあり、これは医学部受験に向けての追い込みとして最適といえます。

最後に私立、公立などに合わせて4種類のコースがある富士ゼミです。

これは高校生を対象としており、少人数での授業で1年間じっくり学ぶことができます。

科目別、学力別に編成した8人以下のクラス(国公立専願コースは10名前後)です。

以上の三種類のコースがありますが、それぞれを組み合わせて自分に合った学習スタイルを組むこともできます。

例えば、科目ごとにクラス授業から個人指導に切り替えたり、クラス授業に追加して重点的に学びたい事を個人指導にて補なう方法もあります。

以上のことから個人の需要に合わせて様々な学習スタイルを選ぶことができます。

 

2.業界トップクラスの講師選考基準を持つ

また、富士ゼミでは遠くから通う生徒や集中して受験勉強をしたい生徒のために学院のすぐ近くに寮があります。

男子寮、女子寮に別れ、食堂が完備されています。

(校舎によっては併設されていない箇所もあります)寮はオートロックで、各部屋に冷暖房完備、必要な設備は全て取り揃えられています。

必要なものは衣服と勉強道具だけで、すぐに寮生活を始められます。

(寝具のレンタルも可能です)また、親御さんにとって食事が気になるところではないでしょうか。

専用食堂には専任の栄養士が毎週献立を作成し、健康面を考えた美味しい食事を毎日3回、規則正しく食べることができます。

校舎によって、生徒のための部屋と教室が一つの建物にあるところもあります。

これは先生や生徒同士一丸となって受験に向けた意欲も湧いてきます。

これまで、授業スタイルや学びやすい環境について書いてきましたが、一番気になるのは実際に教えてくれる先生についてではないでしょうか。

どんなにコースがたくさんあって自分に合った授業を受けることができても、教えてくれる先生が親身になってくれなかったり、分かりやすい授業をしてくれなかったら元も子もありませんよね。

そこで富士学院では先生に対し、業界トップクラスの厳しい選考基準を設けています。

その選考方法とは「書類選考」、「筆記試験」、「模擬授業」、「面接試験」の4段階があり、生徒に教えることができる知識はもちろん、教える技術、生徒の目線で親身になってくれるような人物を選び、育成しています。

また、1人の先生だけに丸投げすることなく他の先生や職員間の細かなチームとしての連携を通して、学院全体の指導を行っていきます。

さらに、学院職員の採用には2段階の面接試験を設けており、どちらの面接も教育者としての自覚を求められます。

 

3.医学部合格を叶えられる仕組みを持つ予備校

富士学院の指導方針は「生徒と向き合う」です。

それは、生徒のために常に本気で接する事であり、同じ気持ちになって共に悩んで、苦しんでそして導くことです。

そのためには生徒との信頼関係を築いていくことが大切だと考えた上での基本方針です。

ただ、人間ですから合う合わないは必ずどの場面でも有り得る事柄です。

個人指導の場合、特にそれが顕著に現れることでしょう。

受験を控える生徒はとてもデリケートな精神状態に置かれていることが多いかと思われます。

そのときに、合わない先生にずっと教えてもらうのは学力アップどころか苦痛になってしまいます。

富士学院ではまず、教務が生徒と面談して、性格面や学力の現状を把握した上で講師の選定を行います。

最初についた先生が学んでいくうちに合わないと感じることもあるかもしれません。

その時は、講師交代を含めていい方向に持っていくことができるよう対応してもらえます。

まずは、学院見学や来院して雰囲気を見てみるのがいいです。

その際に強引な勧誘があるのではないかと心配されるかもしれませんが、そのような行為はありません。

予備校や塾に通うことは本人や保護者にとって大事な選択になりますので、じっくり吟味して探すことができます。

さて、富士学院についてご紹介をしてまいりましたが、最後にその実績をご説明しますね。

富士学院は開校24年で延べ1841名の医学部医学科に合格者を送り出してきました。

2019年の合格者は284名、合格者実数で医学部医学科専願333名中173名(昨年は164名、前年比105%)を輩出しています。

中には偏差値30代から医学部に合格した生徒や10浪の生徒や、医学部を退学になった再受験生の合格、また、国公立医学部に一年で行きたいと大手の予備校を蹴った上で見事に1年の学習で国公立合格をした生徒など、たくさんの良い結果が生まれています。

 

富士学院の合格実績より引用

手頃な料金で利用できる東進衛星予備校

衛星予備校の特徴

大学受験のためには、さまざまな科目の勉強をしなければなりません。自分をきちんと律して勉強することができる人は、自宅や図書館などでの独学で合格することが可能です。しかし、たいていの人は受験予備校に通う方法を選びます。

全国的に知られている大手の予備校もあれば、特定の地域だけの小さな予備校もあるので、しっかりと比較して選ばなければなりません。大学であればどこでもよい、と考えている人の場合は、通う受験予備校を選ぶときも特に苦労せずに済みます。しかし、難関大学とされるような大学に入学したいのであれば、受験予備校についても慎重に選ぶことが大切です。

受験予備校で行われる授業は、大きく分けて2種類があります。1つ目は、教室に足を運んで講師の授業を直接聞くものです。一般的に、予備校に通って勉強するといえば、この形式を指しています。

しかし、もう1つのタイプもあることに注意が必要です。それが、衛星予備校と呼ばれる形式です。せっかく予備校に通うのだから、講師の授業を聞ける方がよいに決まっていると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

たとえば、予備校の有名講師の授業を受けたいと考えている場合、直接授業を受けるのは難しいことがあります。人気の高い講師は、特定の校舎だけで授業を行うわけではなく、全国各地で授業を行っているのです。

そのため、授業を受けたいと思っている講師が、自分が通える範囲の校舎で授業を行っていなければ、授業を受けられないことになってしまいます。そこで役に立つのが、衛星予備校と呼ばれるタイプの予備校です。

東進衛星予備校のサポートは充実

衛星予備校では、講師の授業を直接聞くのではなく、衛星を活用した授業を受けることになります。したがって、どの校舎でも授業を受けることが可能になるのです。

衛星予備校であれば、有名講師の授業を受けやすくなります。大手の受験予備校の1つに東進ハイスクールがあります。東進ハイスクールは、主に現役生を対象としているのが特徴です。

しかし、東進のビデオ授業を活用した東進衛星予備校という衛星予備校も存在しています。どちらも同じようなものだというイメージがありますが、さまざまな違いがあることに注意が必要です。

どちらかが絶対的に優れているというわけではなく、人によって合う合わないがあります。東進ハイスクールは、講師のクオリティが高いことで知られていますが、東進衛星予備校についても同様で、しっかりとした授業を行っているところが評価されています。

直接授業を聞けないのでは不安だと感じてしまう人もいるものですが、東進衛星予備校の場合はサポートと体制も充実しているため、安心して受講できるのです。

東進衛星予備校は手頃な授業料

受験予備校を選ぶ基準の1つに、入学金や受講料が挙げられます。本気で合格したいと思って通う以上、お金の問題だけで決めてしまうのは好ましくないのですが、やはり高すぎるのでは躊躇してしまうものです。

その点、東進衛星予備校の料金はそれほど高くなく、手頃な金額に設定されているため安心できます。授業料は、1講座いくら、という形で決められているので、どのくらいの講座を受けるかによって変わることに注意が必要です。授業料には、授業を受けることについての料金だけでなく、テキスト代も含まれています。

ウェブサイトには、授業を担当する講師に関する情報や、どのような講座内容なのかといった授業に関する情報が掲載されています。どの予備校にするかを決めるに当たっては、ウェブサイトに掲載されている情報を参考にすることも欠かせません。

実際に通った人の合格体験記を読むこともできるので、具体的なイメージを膨らませられるメリットがあります。また、住んでいる地域に校舎があるのかを確認しておかないと、通いやすいかどうかが判断できません。ウェブサイトで、校舎の検索をしておくことも重要です。

東進衛星予備校での授業を受けていると、勉強中に分からないことが出てきたらどうするのだろう、と思ってしまいます。講師の授業を聞く形式であれば、授業が終わったところで質問することが可能です。

しかし、目の前に講師がいない状況では、簡単に質問することはできません。分からないことを分からないままにしてしまうのでは、予備校で授業を受けている意味はなくなります。質問ができるかどうか、という点は予備校選びで極めて重要なポイントです。

その点、東進衛星予備校ではサポート体制を充実させていて、分からないことを質問できるようになっています。もちろん、その場に講師がいて対応するわけではないため、質問に答えるのは主にチューターというスタッフです。

また、インターネットを有効に活用したサポートも行っているため、衛星予備校だからといって不安になることはありません。1人1人がオリジナルに計画を立て、それに合う形で進めることができるのも特徴です。衛星予備校だからこそ、柔軟に対応することが可能になるわけです。

※関連サイト「東進MSG評判口コミ