矢口さんがこだわる鎌倉の観光名所

最終更新日 2025年4月25日

鎌倉

鎌倉好きの矢口敏和さんが語る鎌倉の観光名所について

鎌倉といえば観光のイメージを持っているという人は多いかもしれませんが、実際どこに行けば楽しむ事が出来るのかというのは意外とイメージがわかないところかもしれません。

では一体どこに行けば良いのかという事ですが、鎌倉は見るところもありながらも食文化についても発展している土地ですので、見るところと食べるところを上手く押さえながら廻るべきです。

その中でもまず押さえておきたいのが鶴岡八幡宮で、この鶴岡八幡宮は源頼朝が創建した建築物で、この場所を中心として町はどんどん栄えていきましたので、歴史を語る上においても外せない建築物と言えます。

特にメインである本宮は美しいと言われていて、朱色の建物に生い茂る木々の色が見事なコントラストとなっていますし、本宮に向かう大石段手前の若宮とともに指定重要文化財に指定されていますので、見ておく価値は十分にあります。

また鶴岡八幡宮にはたくさんの鳩が居まして、それにちなんでかおみくじも鳩みくじとなっていましておみくじの中にはかわいい鳩のストラップも入っていますので、行った記念になります。

ちなみに中の鳩のストラップの色というのはランダムですので、引いた時のお楽しみとなります。

そしてこの鶴岡八幡宮はパワースポットとしても有名な場所と言われていまして、縁結びに良いとされていますので良縁を求めている際にも是非行ってみると良いですし、ゴージャスな縁結びお守りも売っていますので縁に恵まれたいと考えているのでしたら是非購入しておきましょう。

小町通りと若町大路という通りでは食べ歩きを楽しめる

鶴岡八幡宮に続く途中の道には小町通りと若町大路という通りがあるのですが、こちらの通りではいくつものお店がありますので食べ歩きを楽しむ事が出来るようになっていて、鶴岡八幡宮に行く人やまた鶴岡八幡宮の帰りの人を始め、様々な観光客でにぎわっているスポットとなります。

とくに有名なのが小町通り終点の近くにあります鎌倉点心という店で売られているいう豚まんじゅうで、これは機械ではなく職人が一から手作りしている豚まんじゅうという事もあり非常に本格的です。

ちなみに豚まんじゅうの種類は全部で8種類で、中にはうずらの卵や豚の角煮やタケノコなど様々な肉と野菜がたっぷりと入っていますので、人によってはこれだけでお腹が満たされるぐらいです。

店内で食べる事も出来ますし食べながら歩く事も出来ますので、その時の自分の気分で決めちゃいましょう。
また癖のない味で誰からも好まれる鳩サブレーですが、若宮大路沿いに鳩サブレーを生み出した豊島屋本店があります。

この豊島屋本店ではここでしか買えない限定の鳩グッズというものがあり、鳩三郎という鳩サブレー型のキーホルダーがそれになります。
何か鳩サブレーと見た目を変えている訳では無く遠目から見るとそのまんま鳩サブレーで、近くで見る事で食べ物ではなくキーホルダーだという事がわかるというぐらいに似せているのですが、その忠実な再現ぷりから人気を呼んでいるグッズでもあります。

北条時宗夫人の覚山尼が約730年前に開創した東慶寺

そして鎌倉と言えば鶴岡八幡宮以外にも歴史ある建築物があり、その一つが東慶寺となります。
この東慶寺は北条時宗夫人の覚山尼が約730年前に開創したもので、江戸時代には幕府承認の縁切り寺として女性の離婚に関する役割やその他女性救済の寺としても明治に至るまで活躍していたんです。

そんな東慶寺が所蔵している宝物が展示されているのが松ヶ岡宝蔵と言われるもので、こちらでは縁切寺としての歴史にかかわる史料である三行半と言われる離縁状や、仏像など様々なものが置いてあります。

また鎌倉観光に行った際は是非甘味処に行くべきで、その中でも特に人気店と言われる二つのお店があります。
その一つが老舗珈琲店であるイワタコーヒーで、こちらで提供されるホットケーキは名物となっています。

中はふんわりとしていて素朴な味わいながらも外はパリパリとしていて、また非常に分厚いですので食べ応えも十分です。

名物となっているだけあって雑誌でも多く取り上げられていますし、週末ともなると行列が出来るぐらいに人気の絶えない珈琲店ですので週末に行くのでしたらある程度並ぶ事を覚悟しないといけませんが、それでも行く価値は十分にあると言えます。

もう一つの人気の甘味処として挙げられるのが茶房雲母というお店で、このお店の名物となっているあんみつには直径5cmもある白玉が入っていまして、その姿はまるでゴルフボールのようです。

この白玉が入ったあんみつは非常にサイズが大きく、その上食べた感じというのもっちりしつつも温かくてやわらかくて非常に食べやすいですので、一見食べきれるのかといった感じもありますが意外と食べやすくなっていますし、お口直しのお漬物が付いているのも嬉しい部分です。

このように鎌倉は単純に歴史上の建築物だけではなく食文化においても充実していますので、歴史上の建築物を見ながら色々な物を食べ歩きしていると、あっという間に時間が経ちますよ。